子猫のおはぎがうちにやって来たとき、怖いもの知らずでやんちゃなおはぎに、トラジはちょっとおっかなびっくり。
気の優しいトラジと、「ワタシがいちばん」のおはぎ。
おはぎの成長に伴って、上下関係ははっきりしてきました。
トラジが注目されていると、それを許せないおはぎが邪魔をしに来ることもよくありました。
たまにですが、仲が良い（ように見える）こともありました。
ここ数日は、おはぎが寂しそうにしています。
にんげんにとってだけでなく、おはぎにとっても、トラジの存在は大きかったようです。
我が家には「トラジの歌」があります。
♪トーラジトラジ
♪おトラジトラジ
♪かわいいかわいいおトラジよ
お好きなメロディーでトラジと一緒に歌いましょう。
♪トーラジトラジ
♪おトラジトラジ
♪かわいいかわいいおトラジよ
♪トーラジトラジ
♪おトラジトラジ
♪かわいいかわいいおトラジよ
（以下、好きなだけ繰り返し）
６年前まで暮らしていた家で、階段の上にある明かり取りの窓は
トラジお気に入りの日向ぼっこ場所でした。
この場所にジャンプで飛んで行っていたのはトラジだけ。
誰にも邪魔されない場所でひとり、外からの日差しを楽しんでいました。
家の外から見ると、こんな感じです。
トラジのジャンプ姿は美しいのです。
若い頃のトラジは、ちょっとわるいこともしていました。
15年以上前にカリカリの自動給餌機を使っていたときのこと。
この装置は設定した時間になったら自動でカリカリが出てくるものなのですが、
ゴハンの時間まで待てないトラジはカリカリが出てくるところに手を突っ込み、
中の機械を無理やり回してカリカリを取り出していました。
テーブルの上の食べ物には手を出しちゃだめだよ。
セーターを干していたら、その上で昼寝をしていたこともあったね。
そして、アイロンをかける前のシャツには寝押しをしてくれていました。
（2008年5月11日撮影）
子猫時代に母猫から十分な愛情を受けられなかったトラジでしたが、
ロンさんの優しさに触れ、トラジはロンさんのことが大好きになりました。
（2008年5月31日撮影）
この頃の写真を見返してみると、トラジとロンさんのツーショットの写真がたくさんありました。
16年前のデザインフェスタでは、出展されていたイラストレーターの方に
ロンとトラジのツーショットを描いていただきました。
エコバッグに描いていただいた絵は、今でも部屋に飾っています。
16年経って色はだいぶ褪せてきましたが、
トラジとロンさんはいつまでもいつまでも仲良しなのです。
トラジとの出会いは、今から17年前。
2007年７月、妻が買い物に出ていたとき、
たまたま駅前で行われていた譲渡会で足を止め、
茶トラのコと目があったことがきっかけでした。
ノラとして生まれ、生後３か月で母ねこが育児放棄。
７か月までひとりぼっちでノラ生活。
寒い中ガリガリに痩せているのを見かねた方が2006年12月に保護。
その後、半年以上譲渡会に出るも、もらい手がつかず。
そんなトラジの身上を聞いてしまってはそのまま帰ることはできず、
数日後にトラジがうちにやって来ることになりました。
（2007年7月30日撮影）
上の写真は、トラジがうちに来た初日に撮ったものです。
とても不安そうな表情をしていました。
段ボールのベッドは一晩でこんな状態に。
ストレスからか、夜中に段ボールをずっとかじっていたようでした。
（2007年8月9日撮影）
うちに来て10日ほど経ったころです。
だいぶ落ち着いてきましたが、まだ不安と緊張が消えていないように見えます。
そんなときに頼りになるのは、やはりロンさんでした。
心やさしいロンさんがトラジの頭をやさしく舐めてあげ、トラジの緊張は一気に溶けていったのでした。
「トラジさん、ここがあなたのおうちだよ。」
ロンさんのやさしさのおかげで、トラジはををつか家での生活を受け入れてくれたのでした。
トラジ、たくさんのお花に囲まれて、お空へ帰って行きました。
いつも食べていたカリカリごはんと、次のようなことを書いたお手紙を入れて、お見送りしてきました。
トラジ、うちのかぞくになってくれてありがとう。
17ねんいじょういっしょにすごせてしあわせでした。
ロンさんといっしょにゆったりとすごしてね。
４年前にお空へ行ったロンさんと再会して、やさしいロンさんに頭を舐めてもらっている頃かな。
たくさんの思い出をいつまでも語り合ってね。
（2024/11/19撮影）
トラジが突然、遠くの世界へ旅立ちました。
（2024/11/3撮影）
今朝もいつもどおり、私の手から牛乳を飲んでくれたトラジ。
ゴハンを食べ、トイレをして、点滴をして、マナーウェアを履いて。
ねこ用こたつの上で気持ちよく寝ているトラジを見ながら、私は会社へ行きました。
15時45分、在宅勤務をしている妻から「とらじたおれた」というメッセージが入り、
急いで帰宅しましたが、今朝見たトラジの元気な姿はもうそこにはなく。
まだあたたかいトラジの体温を感じながら、何度もトラジの名前を呼びかけました。
（2024/11/16撮影）
あまりにも突然のことで、気持ちが追い付かないよ、トラジ。
明日11/21（木）からチャリティー写真展「イヌネコLovers vol.8」が始まります。
私は、トラジの写真２点と、追加でもう１点、おそとのねこの写真を展示します。
ポストカードとフォトブックも販売します。私の分の売り上げは全額、主催者の金森玲奈さんから「認定NPO法人 日本レスキュー協会」へ寄付していただきます。日本レスキュー協会は、能登で今月発生した豪雨被害での人命救助のための災害救助犬派遣や、被災したペットの一時預かりなどの活動もされています。
どうぞよろしくお願いします。
10月に初めて訪れた島は、瀬戸内海海上に位置する山口県の大津島（おおづしま）です。
朝一のフェリーは、地元の方や釣り客、観光客などで賑わっていました。
初めての島を訪れるときは「猫に会えなかったらどうしよう」という不安がいつもあります。
この島ではフェリーを降りるとすぐに島の猫がお出迎えしてくれて、一安心しました。
人生初の坐禅を体験しました。
自宅から徒歩30分ほどのところにあるお寺で日曜早朝に坐禅会を実施しているとのことで、夜明け前から行ってみました。最初に座り方や手の構え方、呼吸の仕方などを教えていただき、さっそく開始します。
しばらくの間、無心になって...ということは難しく、雑念が次々と浮かんできます。
（あれ、いつの間にか姿勢が悪くなってる）
（手の構え方も崩れている）
（外からカラスの鳴き声がよく聞こえるな）
（足が痛い...）
無心とはほど遠いのですが、少し頭がすっきりした気がしました。
「うぇーい！この前はちょっと大変だったけど、今は元気だぜ」
２週間前に激しい痙攣を起こしたトラジですが、血圧を下げる薬のおかげで、元の生活を送れるまで回復しました。一時は見えていなかった目も、今は問題なく見えているようです。ケージの２階や３階にもジャンプで上がれようになりました。そして今日、病院で血液検査してもらったら、諸々の数値も痙攣を起こす前の状態に戻っていました。よかったー！
そこで、トラジの回復を祝ってトラジの写真を展示します。展示の舞台は、写真家・金森玲奈さん企画のチャリティー写真展「イヌネコLovers vol.8」です。
この写真展では、イヌ愛ネコ愛あふれる写真の展示と、犬猫モチーフの物販を行います。写真展参加費と物販売り上げの一部は「認定NPO法人 日本レスキュー協会」に寄付されます。日本レスキュー協会は、能登で今月発生した豪雨被害での人命救助のための災害救助犬派遣や、被災したペットの一時預かりなどの活動もされています。
今回は、元気なトラジの写真２点を展示します。
どうぞよろしくお願いします！
DMに使われている写真をご覧になった方から「これ、大塚さんですか？」と質問されましたが、残念ながら私ではありません（笑）
みなさんは小学生のとき、逆上がりができましたか？
私はもちろん、できない小学生でした！
放課後に学校に残って何度も練習しましたが、まったく回れませんでした。
でも一回だけ、まぐれで回転できたことがありました。
一応、逆上がりができた小学生になるのかな（笑）
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